ステラ、メインネットでスマートコントラクトを導入
ステラ開発財団(SDF)はステラネットワークにスマートコントラクトを導入した。SDFは技術スタックの「新時代」の幕開けをもたらすと主張している。
2月20日の声明で 、SDFはステラネットワークのバリデーターが「プロトコル20」アップグレードを成功裏に導入し、スマートコントラクト機能を有効化し、そのスマートコントラクトプラットフォーム「ソロバン(Soroban)」の段階的な展開を開始したと発表した。
Stellar's Protocol 20 is officially live, bringing smart contracts to Stellar Mainnet!
— Stellar (@StellarOrg) February 20, 2024
We've laid the groundwork, hitting major milestones along the way; but this is just the beginning:
Phase 0⃣ for rock-solid stability ✅
Phase 1⃣ for rigorous testing
Phase 2⃣ for… pic.twitter.com/Zq0FDYU6fd
ステラのスマートコントラクトは、RustやWASM(WebAssembly)言語を使用する開発者にとって、よりユーザーフレンドリーな開発体験を提供することを目指している。2022年10月にステラのテストネットに初めて導入されたスマートコントラクトプラットフォームのソロバンは、予測可能な手数料や独立したリソース価格設定など、スケーラビリティのための機能を採用している。
ステラは、そのスマートコントラクトエコシステムが新たな分散型アプリケーション(DApps)の開発を可能にし、開発者がネットワーク上で新しいプロトコルやアプリを構築できるようになると述べている。
スマートコントラクトのメインネットアップグレードは、SDFが1月にステラコアでバグを発見したため 延期されていた 。当時、SDFはバグが「ほとんどリスクをもたらさない」としつつ、スマートコントラクトプラットフォームが展開された後、アプリケーションに影響を及ぼす可能性があったとしていた。
SDFは2022年10月に、ソロバンのスマートコントラクトプラットフォーム上での開発を促進するため、1億ドルの資金提供イニシアチブを 立ち上げた 。
SDFは非営利団体であり、ステラネットワークの開発を担当している。同組織は過去2年間、ステラコミュニティと共にスマートコントラクト機能の開発を進めてきた。ネットワークのネイティブトークンであるXLMは、発表から過去24時間で1%減少し、コインテレグラフマーケットデータによると現在0.116ドルで取引されている。XLMの価格はアップグレードからの勢いを得られていない。
XLMは2024年の仮想通貨市場のラリーで取り残され、2018年1月の史上最高値0.875ドルから87%下回っている。
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