現物型ビットコインETFが勢いを取り戻す 4億1800万ドルの純流入を記録
米国の現物型ビットコイン上場投資信託(ETF)に新たな資金が流入している。5日間連続の純資金流出の後、ブラックロックとフィデリティのファンドへの強い流入により、10の現物型ビットコインETFは3月26日に総額4億1800万ドルの純流入を 記録した 。
フィデリティのファンドは3月26日に2億7910万ドルの日次流入を記録した。2日連続でフィデリティには2億6000万ドルを超える流入があった。
またブラックロックのファンドは1億6220万ドルの流入を引き寄せたが、3月初めに1日あたり3億ドルを超える流入があったのと比べると、日次流入は低い水準に留まっている。ARK21シェアーズ・ビットコインETFファンドは3月12日以来の最高の流入を記録し、7360万ドルの流入を達成した。インベスコ・ギャラクシー、フランクリン・テンプルトン、ヴァルキリーの各ファンドもそれぞれ2600万ドル以上の流入を見た。
一方で、グレイスケールのビットコイン・トラスト(GBTC)は引き続き資金流出が続いており、1日あたり2億1200万ドルの流出を記録したが、競合他社の純流入を相殺するまでには至らなかった。1月11日にETFに転換して以来、グレイスケールは約195億ドルに相当する27万7393BTCを失っている。
仮想通貨資産運用会社ハッシュデックスは、3月26日に先物ETFを現物ETFに転換したと 発表し 、米国で11番目の現物ビットコインETF発行者となった。
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