ビットコイン8万ドル突破なるか?ショートスクイーズの兆候も
ビットコイン価格が7万ドルの価格帯で停滞している。ショートセーラーが減少傾向を示し、ビットコイン価格の上昇が差し迫る展開となっている。
ビットコイン価格が次の上昇で8万ドルに到達する可能性があるとアナリストは分析している。「新たな最高値圏に到達すると、ショートポジションが圧迫される典型的な兆候だ」とトレーディングソースのコベイシレターは3月26日のX投稿で評価した。
コベイシレターはビットコインのショートスクイーズの主要因として機関投資家がロングポジションとヘッジポジションの間のマージンが 「最高到達点に達している」と説明した。「ヘッジファンドは約1万5000のショート契約を保持している一方で機関投資家は約2万のロングポジションを保持している」と投稿に加えた。
同時に、ビットコイン価格の下落は「短期間」になっていると指摘した。過去7日間でビットコイン価格は3月20日に61,224ドルの最高点を記録した。その後3月26日には71,511ドルのピークに達し、わずか8.7%のギャップだったとコインマーケットキャップのデータは 示している 。
ビットコインは現在70,400ドルで取引されている。コイングラスの データ から71,000ドルに到達すると、1億5618万ドルのショートポジションが清算される。75,000ドルへの上昇は38億5000万ドルのショートポジションが清算されることになる。
仮想通貨取引所スウィフトックスのリードアナリスト、パブ・フンダル氏はコインテレグラフに対し、ビットコインが過去最高価格を更新する可能性があるとのべた。現時点のビットコイン史上最高値は73,737ドルだ。
「価格の激しい動きの可能性は現在非常に高い。ショートスクイーズが発生すればビットコインは8万ドルまで急騰し、そこから今年中に10万ドルの大台を試すことになる」とフンダル氏は語った。
スワンビットコインのCEO、コリー・クリップステン氏はコインテレグラフに対し、ロングとショートのポジションの間の継続的な攻防を見るのは楽しいが、最終的にはどちらかの勢力が崩れるだろうとのべた。さらにフンダル氏は、投資家が両方のポジションで賭けをしている可能性があると示唆した。
「強気派弱気派の戦いではない。投資家は現在ビットコインに対する過去最高のロングを保持している」と彼は説明した。投資家は資産運用のリスクを軽減するために両方のポジションを保持していると説明した。
「投資家がロングとショートの両方を保有することでリスク管理をしている。機関投資家は価格下落のリスク対策として、プレミアムを支払うことを受け入れている」とフンダル氏は述べた。
クリップステン氏はビットコインの取引量増加が4月21日に予定されているビットコイン半減期との関係性を指摘している。
「ビットコイン半減期イベントは歴史的に投機的な取引が特徴で、トレーダーは噂で買ってニュースで売る」とクリップステン氏は説明し、トレーダーの心理がビットコインの短期的な価格下落の原因となる可能性があると付け加えた。
「ビットコイン半減期イベントによって価格が反発する可能性があるが、それと同時にビットコイン半減期イベント後の短期的な価格下落にも注意しなければならない」と彼はのべた。
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