75億ドルのAI系トークンの統合 4月2日からコミュニティ承認投票を予定
人工知能(AI)プロトコルのシンギュラリティネット(SingularityNet)、フェッチ・ドット・エーアイ(Fetch.ai)、オーシャンプロトコル(Ocean Protocol)による75億ドル規模のトークン統合案が4月2日にコミュニティ投票にかけられる。
3月27日の発表 によると、各プロトコルごとに3つの別々のコミュニティ投票が行われ、全ての投票は4月16日までに完了する予定だ。トークン統合が承認されれば、シンギュラリティネットのAGIX、フェッチのFET、オーシャンプロトコルのOCEANの各トークンは、それぞれアーティフィシャル・スーパーインテリジェンス・アライアンスのASIトークンに置き換わる。
統合後、計26億3100万トークンに対してASIは75億ドルの時価総額を持つことになる。現在の3つのトークンの合計時価総額は約53億ドルだ。
「承認されれば、1対1の割合でFETをASIに交換できるようになる」という。「例えば、100FETを保有していれば、100ASIに交換できるだろう」とのことだ。FETトークンはASIの準備通貨となり、OCEANとAGIXのユーザーは新しい固定レートでASIに変換できるようになる。
追加で14億8000万ASIが発行され、そのうち8億6700万ASIがAGIX保有者に、6億1100万ASIがOCEAN保有者に割り当てられる。したがって、シンギュラリティとオーシャンのトークン保有者は統合の結果、「OCEANごとに0.433226ASI、AGIXごとに0.433350ASIを受け取ることになる」という。
「取引所にOCEANとAGIXトークンを持っている場合、何もする必要はない。各取引所と協力してスムーズな変換を行い、保有トークンは取引所によって直接ASIトークンに自動変換される。取引所でOCEANやAGIXが見えなくなっても慌てないでほしい。トークンはそこにあり、ASIのシンボルを探してほしい」
また、セルフカストディウォレットでトークンを持つOCEANとAGIXのユーザーは、保有分を変換するためのスワップメカニズムが無期限で利用可能になる。同日発表された新しいアーティフィシャル・スーパーインテリジェンス・アライアンスは、中央集権的な管理者や大口のステークホルダーによってコントロールされないブロックチェーンベースの分散型AIプロトコルの開発を共通の 目標としている 。
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