ビットコイン、半減期前の上昇相場始まったか？【仮想通貨相場】

ポイント

・69,000ドル台まで上昇

・ETFは2日連続のプラス、GBTCの流出は3日連続で低水準

・中東情勢緊迫化で米債金利低下、米株安、BTCは上に行って来い

・半減期後のBCHの上昇を見て、BTC投資家が自信を付けた可能性

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場は上昇。

66,000ドル（約995万円）近辺のもみ合い圏をクリアに抜けると、月初からの下落の半値戻しとなる68,000ドル（1025万円）を上抜け、69,000ドル（約1040万円）台に上値を伸ばしている。

BTCは先週から今週初にかけて71,000ドル（約1070万円）台で上値を押さえられると、強めのISM製造業や米政府の大口売り観測などネガティブな材料が続き、火曜日には64,000ドル（約965万円）台に値を落とした。

しかし火曜日のETFフローがプラス転、弱めのISM非製造業もあり67,000ドル近くに反発したが、半減期を前に4時間以上ブロックが生成されずBCHがずるずる値を下げる中、BTCも66,000ドル近辺で上値の重い展開を続けた。

しかし、昨日の6時頃からBCHのブロック生成が再開、7時45分頃に無事半減期を迎えるとBCHは上昇、さらに遅延気味だったブロック生成が12時頃からほぼ正常化するとBCHは更に上昇、BTCも強含み始めた。

水曜日のETFフローが113百万ドルと2日連続のプラスとなったこともBTCの追い風となったか。

海外時間に入り週次の失業件数が予想を上回ったことでBTCは更に強含むも前日高値となる67,000ドル手前を抜けきれずにいたが、リップル社がステーブルコインを計画しているとしXRPが一時的に急上昇すると、BTCも同水準を上抜けた。

続いて4月初からの下落の半値戻しとなる68,000ドル近辺がレジスタンスとなったが、イスラエルがガザ地区で食糧支援中のNPO職員を爆撃した事件でバイデン大統領がネタニヤフ首相に支援を見直す可能性を示唆、更に食糧支援をバックアップしていたUAEがイスラエルと断交するとの報道も一部で出回り、原油価格が90ドル台に急騰。

質への逃避買いで米長期金利が低下する中、BTCは当初買いで反応、69,000ドル台に値を伸ばしたが、事態の緊迫化と原油高を嫌気した米株の下落を受け、BTCは67,000ドル台に失速した。

カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁が場合によっては年内利下げは不要としたことも影響したか。

しかし、足元ではGBTCの流出が3日連続で低水準にとどまったこともあり、BTCは68,000ドル台に値を戻している。

本日のBTC相場

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