半減期後にマイナーの損益分岐点は8万ドルに＝クリプトクオントCEO
クリプトクオントのジュ・ギヨンCEOによると、アントマイナーS19 XPを使用したビットコインのマイニングコストは4月20日の半減期後、4万ドルから8万ドルに上昇する見込みだという。
半減期は、21万ブロックごとに発生するビットコインの重要なイベントだ。約4年ごとに起こり、マイナーが得られる報酬が半減する。
ビットコインの価格に間接的に影響を与えるだけでなく、同量のBTCを獲得するためのマイニングコストが2倍になるため、半減期はマイナーの行動に大きな影響を与える。
2020年5月の半減期後、マイナーの損益分岐点であるマイニングコストは3万ドルを超えて推移したが、BTC価格も同じサイクルで史上最高値の6万9000ドルまで上昇した。
4月6日時点の平均ビットコインマイニングコストは49,902ドル。記事執筆時点のBTC価格は70,000ドルを超えていることからマイナーは利益が出ている。2024年4月20日の最新の半減期後、平均マイニングコストは80,000ドル以上に上昇し、マイナーが利益を上げ続けるためには、BTC価格がその価格よりも高く取引される必要がある。
歴史的に見て、BTC価格は半減期後に何倍にも跳ね上がっている。2012年の最初の半減期後、ビットコイン価格は約9,000％上昇し、1162ドルになった。2016年の半減期後には、ビットコインの価格は約4,200%上昇し19,800ドルとなり、2020年の半減期後、ビットコインの価格は約683%上昇し69,000ドルとなった。
マイナーは半減期が訪れるたびに廃業の恐れがあるにもかかわらず、利益を上げ続けている。半減期はまた、高いハッシュパワーの需要に太刀打ちできないため、いくつかのマイニングマシンを時代遅れにする。
半減期のたびに、BTC価格がマイナーの採算価格を下回る時期がやってくる。この期間は、不確実性とマイニングリグの売却が増加しており、多くの小規模マイナーや単独マイナーが廃業しているようだ。
しかし、市場供給の減少により需要が増加すると、価格は上昇し、マイナーの平均マイニングコストよりも高くなることがある。
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