ビットコインキャッシュ　半減期後に価格が下落 ｜ 建玉も47％減

ビットコインキャッシュ（BCH）の先物取引の未決済建玉（OI）と価格が、4月4日の半減期イベントを前にした一時的な勢いを失い、7日間で急落した。

コイングラスのデータ によれば、4月12日のビットコインキャッシュのOIは3億7830万ドルにまで減少し、BCH半減期前の7億850万ドルのピークから47%下落した。

OIの減少は、BCH価格の13%の下落と同時に起こった。 コインマーケットキャップのデータ によれば、価格の大部分の下落は4月10日に発生し、4日間676ドル～691ドルの間での動きが続いた後、3時間の間に7.51%急落した。

この動きは、2020年の半減期イベント後の1週間とは全く異なる。当時、ビットコインキャッシュは上昇の勢いを見せ、4.7%上昇し、OIは7386万ドルに10%増加した。その時、ビットコインキャッシュは設立から3年弱だった。しかし、ビットコインキャッシュのユースケースや低い取引処理コストと新しいブロックの検証に必要なエネルギーの削減という点で議論がある。

ビットコイン（BTC）とビットコインキャッシュのコミュニティは再び衝突していると見られる。3月18日、ブロックストリームのアダム・バックCEOは、数年前にビットコインキャッシュコミュニティに移った初期のビットコイン採用者であるロジャー・バー氏に対し、 X上の投稿 でビットコインコミュニティに戻るよう求めた。「パーティーに参加しろ@rogerkver。まだ始まったばかりだ。君もそれを望んでいることを知っている。1人でやる必要はない、放蕩息子として戻ってこい」とバック氏は語った。

ロジャー・バー氏は「ビットコイン・ジーザス」と呼ばれ、ビットコインキャッシュがサトシ・ナカモトのビットコインに対するオリジナルのビジョンにより合致していると主張している。バー氏は、低い取引手数料のため、ビットコインキャッシュが価値の保存手段と通貨の両方として機能するのに適していると主張している。

一方、多くの投資家はビットコインにポジションを取っており、来週に迫った半減期に向けて価格上昇を期待している。記事執筆時点でビットコインのOIは3489億ドルに達しており、2020年5月の半減期の8日前に比べて約15倍高い。

翻訳・編集　コインテレグラフジャパン

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