ビットコイン 来週にも最高値を更新するか？ アナリストは米雇用統計とCPIに注目

ある仮想通貨アナリストによると、ビットコイン(BTC)は、来週にも新たな史上最高値に達するかもしれない。これは過去3年間で最も低い米国の求人件数が発表され、経済の減速傾向にあることを受けてのものだが、このアナリストによると、他の2つの指標を確認する必要があるという。

「昨夜、重要な先行指標である求人件数が大幅に減少した」と、10xリサーチのリサーチ責任者であるマーカス・ティーレン氏は 6月4日のレポート で指摘した。

米労働統計局が6月4日に発表した 雇用動態調査 (JOLT)によると、4月の求人件数は8,0万件で、求人件数に対する失業者数は約0.8人だった。この比率は2021年2月以来の最も高い値となる。

ティーレン氏によれば、これは経済の減速を示す最初の兆候であり、「低インフレにつながる」可能性があるという。最近では低インフレはビットコインにとって強気の指標となっている。5月15日に米国消費者物価指数(CPI)が0.1%低下した際、ビットコインはその後の5日間で7%上昇し、71,432ドルに達した。ティーレン氏は、CPIがさらに0.1%低下して3.3%になれば、同様の効果が期待できると考えている。

「予想外の弱い結果が金利の引き下げを再びもたらす可能性があり、来週にはCPIが発表される。CPIが(前年比）3.3%以下であれば、ビットコインは新たな史上最高値に達する可能性が高い」とティーレンは語った。

ティーレン氏は、ビットコインが重要な保ち合いトライアングルを突破したことを指摘しており、このレベルを超えた場合、米国のインフレ率や雇用統計が低下すれば、ビットコインが6月7日から12日の間に現在の史上最高値である73,679ドルを突破する明確な道筋が見えるとした。米国労働統計局は6月7日に雇用雇用統計を発表し、続いて6月11日にCPIデータを発表する予定だ。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。

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