バイナンス、11銘柄の暗号資産を監視対象に追加、上場廃止の可能性も
Binanceがモニタリングタグのついたトークンリストを更新
大手暗号資産(仮想通貨)取引所Binance(バイナンス)が,、ボラティリティとリスクが著しく高いトークンにつけられるモニタリングタグのついたトークンのリストを更新したことを7月1日に発表した。
なおモニタリングタグのついたトークンは今後厳重に監視され、定期的なレビューが行われるという。また同対象のトークンは、今後バイナンスの上場基準を満たさなくなり、プラットフォームから上場廃止される可能性もある。このリスクについてユーザーは留意する必要があるとのことだ。
新たにモニタリングタグがつけられたのは、Balancer(バランサー)のBAL、Cortex(コルテックス)のCTXC、PowerPool(パワープール)のCVP、Convex Finance(コンヴェックスファイナンス)のCVX、Dock(ドック)のDOCK、Kava Lend (カヴァレンド)のHARD、IRISnet(アイリスネット)のIRIS、MovieBloc(ムービーブロック)のMBL、Polkastarter(ポルカスターター)のPOLS、Status(ステータス)のSNT、Sun(サン)のSUNの11銘柄だ。
またモニタリングタグが削除されたトークンについても伝えられており、Enzyme(エンザイム)のMLN、Horizon(ホライゾン)のZENの2銘柄がその対象になった。
なおモニタリングタグの付いたトークンを取引するには「Binance Spot」または「Binance Marginプラットフォーム」で90日ごとにクイズに正答し、利用規約に同意する必要がある。クイズはモニタリングタグの付いたトークンのリスクを認識していることを確かめるテストだ。
Binanceは最近、取り扱うトークンの見直しを進めており、6月3日にはオーエムジー(OMG)、ネム(XEM)、ウェーブス(WAVES)、ラップド エヌエックスエム(WNXM)の4銘柄の上場廃止を発表している。
関連ニュース
- バイナンスジャパン、ネム(XEM)上場廃止へ
- バイナンスジャパンに「アプトス(APT)」上場へ
- バイナンス、UAE居住ユーザーをグローバル版から「Binance FZE」へ移行開始
- トルコ暗号資産取引所「BtcTurk」のハッキング被害、バイナンス捜査協力で盗難資産を一部凍結
- インド金融情報機関、バイナンスへ225万ドルの罰金命令
参考: バイナンスアナウンス
images:iStock/BlackSalmon
関連するキーワード
バイナンス、11銘柄の暗号資産を監視対象に追加、上場廃止の可能性も
この記事の著者・インタビューイ
田村聖次
和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。
和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。
合わせて読みたい記事
免責事項:本記事の内容はあくまでも筆者の意見を反映したものであり、いかなる立場においても当プラットフォームを代表するものではありません。また、本記事は投資判断の参考となることを目的としたものではありません。
こちらもいかがですか?
レポート: DeFi 攻撃の数は 2024 年に 40% 減少し、CeFi セキュリティインシデントによる損失は 6 億 9,400 万米ドルに増加する見込み
ピッチブック: 仮想通貨ベンチャーキャピタルへの投資は 2025 年に 180 億ドルに達すると予想される
カスペルスキー(Kaspersky)、YouTubeで仮想通貨シードフレーズ詐欺について警告
昨日、米国のスポットイーサリアムETFは5,360万ドルの純流入を記録した