サークル、ユーロ連動のEURCをBaseで展開、レイヤー2での取引を可能に
ステーブルコイン発行会社サークルは7月9日、ユーロ連動型ステーブルコインであるEURCをベースネットワーク上で発行・取引可能にしたと発表した。
これにより、EURCはアバランチ、イーサリアム、ソラナ、ステラに加えて、ベースネットワークでもネイティブに利用できるようになった。ベースネットワーク上でのEURCの利用は、イーサリアムのレイヤー2で初めてのこととなる。これまで、レイヤー2では他のネットワーク上のバージョンに基づいた派生形のEURCしか利用できなかった。
サークルは 発表 の中で、新しいバージョンがグローバルな電子商取引アプリケーションの取引を容易にするだろうと主張した。ベースネットワーク上のEURCと米ドル連動型USDCは、「グローバル発行者からの最初のステーブルコインであり、新しい仮想通貨資産市場規制(MiCA)に準拠している」という。
仮想通貨取引所ビットスタンプは以前、EURCの競合であるテザー・ユーロ(EURT)をMiCAフレームワークに準拠していないとの理由で上場廃止すると発表していた。
今回のサークル発表は、ユーロとドルを交換したいベースユーザーにとって歓迎されるニュースとなるだろう。2023年の調査によれば、ブロックチェーン上で行われる取引はコストを最大80%削減できるという。
しかし、ベースユーザーは希望する分散型取引所でこれらの取引を行うまでにはもう少し時間がかかるかもしれない。現時点で、エアロドローム、ユニスワップ、ベーススワップのベースネットワーク版で「EURC」を検索しても結果は表示されなかった。
パンケーキスワップでは「インポート」機能を通じてEURCを取引できるが、ユーザーには警告が表示される。
発表によれば、ベースメインネット上のEURCの正しいトークンアドレスは0x60a3e35cc302bfa44cb288bc5a4f316fdb1adb42だ。
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