ソラナ上のDeFi「マンゴー・マーケット」、DAO投票で米SECとの和解案承認可決へ
SECと和解へ
ソラナ基盤のDeFi(分散型金融)プラットフォーム「マンゴー・マーケッツ(Mango Markets )」が、米証券取引委員会(SEC)との和解を検討しているようだ。プラットフォームの運営主体である「マンゴー・ダオ(Mango DAO)」が、「SEC和解提案」に対する投票を8月19日に開始している。
マンゴー・マーケッツは2022年10月、アブラハム・アイゼンバーグ(Avraham ‘Avi’ Eisenberg)氏のハッキングにより、1億1,000万ドル規模の流出被害に遭い、それ以降苦戦を強いられている。
アイゼンバーグ氏は2022年12月にプエルトリコで逮捕され、検察当局により、「マンゴー・マーケッツ」のハッキングに関する、商品詐欺、市場操作、および電信詐欺で起訴された。この事件をきっかけにマンゴー・マーケッツは検察当局による調査に直面し、プラットフォームが米国証券取引法に違反したという規制当局の申し立てを受けている状況が今年1月に報じられていた。
「マンゴー・ダオ」は今回の投票にて、SECに223,228ドルの罰金を支払い、保有するネイティブトークン「MNGO」を破棄し、取引プラットフォームからの上場廃止を求める和解案を提案している。この提案は、訴訟を回避し、不正行為を認めることも否定することもなく、SECの申し立てを解決しようとするものだ。すでに賛成票295,250,221票で規定数に達しており、承認は可決されている。
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参考: マンゴーマーケッツ
images:iStocks/hkeita
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この記事の著者・インタビューイ
髙橋知里
「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。
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同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
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