ハッシュパレットがPalette ChainのAptos移行について詳細発表、交換したAPTのロックアップ廃止
Palette ChainのAptos移行について詳細発表
パレットチェーン(Palette Chain)のアプトスネットワーク(Aptos Network)移行に関する詳細が10月28日発表された。
このことは10月3日に正式発表された、アプトスネットワーク開発元のアプトスラボ(Aptos Labs)こと米マトニー(Matonee)によるパレットチェーン開発元のハッシュパレット(HashPalette)の買収合意を受けたもの。この契約により、パレットチェーンはアプトスネットワークへ移行し、パレットチェーンのガバナンストークン「パレットトークン(PLT)」はアプトスネットワークのネイティブトークン「アプトス(APT)」へ引き換えが行われることが発表されていた。
その他にもパレットチェーン上のNFTおよびゲーム等のコンテンツ、「THE LAND エルフの森」のトークン「エルフトークン(ELF)」も順次アプトスネットワークへ移行することと、さらにハッシュポートが提供を行う「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」の「EXPO2025デジタルウォレット」もアプトスネットワークへ移行することが伝えられていた。
今回発表された更新内容は、当初アナウンスされていた「PLTからAPTへのトークン交換に関して最大12ヶ月のロックアップ期間が設定される可能性」について、一切のロックアップ実施がないことが決定されたという。これによりトークン保有者は制限なく交換ができるとのこと。
また「PLT」から「APT」へのトークン交換については、11月下旬に開始される予定だという。その際の交換レートはPLT 1 = APT 0.00339139とのこと。このレートについては当初の発表通りとなった。
そして「PLT」から「APT」へのトークン交換に加え、予定通り「ELF」もパレットチェーンからアプトスネットワークに移行するとのこと。同移行のタイムラインは後日発表されるという。詳細なスケジュール及び手順については、暗号資産交換業者と事前協議の上、スムーズな引換えをサポートするために、トークン保有者に事前共有されるとのことだ。
ただし、当該交換の開始時期は暗号資産交換業者との協議により変更される可能性があると付け加えられている。
またトークン交換期間は、今後暗号資産交換業者との協議の上で十分な期間が設定され、短期間で強制的に交換されることはないという。このことはユーザーの懸念事項である、トークン交換期間の短期終了により直近の税計算への影響について対応しているとのこと。
そして最後にハッシュパレットは、「PLT」の交換および「ELF」の移行が安全かつ効率的に行われるよう、関連する暗号資産交換業者との密接な連携に努めると伝えた。ただし、「PLT」を取り扱う全ての暗号資産交換業者が現時点で「APT」を取り扱っているわけではないため、パレットチェーン終了に伴うトークンの移行の方法やスケジュールは、暗号資産交換業者ごとに一律とはならない可能性があると付け加えた。
画像:iStocks/berya113・metamorworks
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この記事の著者・インタビューイ
大津賀新也
「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。
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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。
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