仮想通貨投資・調査会社ギャラクシーデジタルの創業者であるマイク・ノヴォグラッツ氏は、トランプ次期大統領が在任中にビットコイン(BTC)の戦略的備蓄を設立する可能性は「低い」と考えている。

ブルームバーグTVのインタビューで、ギャラクシーデジタルのCEOは、政府の異なる部門間の対立がそのプロセスを妨げると予想していると説明した。ノヴォグラッツ氏はまた、米ドルが世界の基軸通貨としての支配を維持するために他の資産を必要としないと主張した。

「米国が今持っているビットコインを使い、それにいくらか加えて、テクノロジー・ファーストの国、つまりクリプト、デジタル資産・ファーストの国になることを世界にアピールするのは、非常に賢いやり方だと思う。ドルの裏付けが必要だとは必ずしも思わない」

「我々は世界最強の軍事力を持ち、世界の経済を支配している。」とギャラクシーデジタルのCEOは続け、米政府が戦略的備蓄を設立した場合、ビットコインは50万ドルに達すると予想している。

トランプ政権下でビットコインが戦略的備蓄になる可能性は低い＝マイク・ノボグラッツ image 0

Trump delivering his keynote address during the Bitcoin 2024 event in Nashville Tennessee. Source: Cointelegraph

HODLレースが始まるとビットコインは50万ドルに

ノヴォグラッツ氏は、もし米国でビットコイン戦略的備蓄が設立されれば、主権国家間でBTCの軍拡競争を引き起こすと主張した。

「ビットコインは50万ドルに向かうと思う。これは全く異なるパラダイムであり、他のすべての国がそれを買わざるを得ない状況を強いることになる。そして、国々はすでにそれを購入している。」

エルサルバドルは2021年にビットコインを法定通貨として合法化した世界初の国となり、ナジブ・ブケレ大統領の指導の下、希少なデジタル通貨を定期的に蓄積し続けている。

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El Salvador’s Bitcoin holdings. Source: Arkham Intelligence

ブータン王国も数年間にわたり静かにビットコインを採掘してきた。2024年9月、アーカムインテリジェンスはブータンが約7億8000万ドルのデジタル資産を保有していることを明らかにした。

両国は最近のラリーでビットコイン保有が急増し、エルサルバドルは9桁の利益を得ており、ブータンの仮想通貨保有総額は10億ドルを超えている。

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