米ビットコインETFが1000億ドルを突破
ブルームバーグ・インテリジェンスのデータによると、米国のビットコイン(BTC)上場投資信託(ETF)が11月21日、初めて純資産額が1000億ドルを突破した。
ビットコインは1月に現物BTC ETFが開始されて以来、ETF市場を席巻している。仮想通貨に友好的なドナルド・トランプ次期大統領が11月5日の米国選挙で勝利した後、投資家の関心が加速した。ビットコインアーカイブによると、BTC ETFは現在、約1040億ドルを管理しており、11月21日時点で1200億ドルの資産を運用している金ETFを純資産で上回る勢いだ。
ブルームバーグ・インテリジェンスのETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は11月21日のXで、サトシ(ビットコインの最大保有者)に並ぶまで『97%の地点』に到達し、ゴールドETFを超えるまで『82%の地点』に到達している」と語った。
Source: Bitcoin Archive
ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイントラスト(IBIT)は、ブルームバーグのデータによれば、1月以来300億ドルの純流入を記録し、トップに立っている。フィデリティのワイズオリジンビットコインファンド(FBTC)は、今年これまでに110億ドル以上の流入を記録し、2番目に人気のあるBTC ETFとなっている。
コインテレグラフリサーチによると、トランプ氏の米大統領選挙勝利後、仮想通貨市場は急騰した。多くの人が彼の勝利が業界に利益をもたらすと信じているためだ。現物BTCは11月21日時点で9万6000ドル以上で取引されており、2024年初頭から約120%上昇しているとグーグルファイナンスのデータが示している。
11月6日は、トランプ氏の選挙勝利後に投資家が仮想通貨に集まったため、IBITの「最大の取引量の日」だったとバルチュナス氏は11月6日のX投稿で述べた。11月7日、IBITは11億ドルの流入を記録し、2日連続で合計1億1330万ドルの流出後に流入ステータスを回復したとファーサイドのデータが示している。
Source: Bloomberg Intelligence
MVグローバルは、BTCが1コインあたり10万ドルから15万ドルの間でピークに達すると予測している。ブラックロックのデータによれば、IBITは1月に開始されたにもかかわらず、資産運用会社の金ETFよりも多くの資産を現在保有している。JPモルガンの10月3日の報告書によれば、投資家は地政学的緊張の高まりの中で「破滅的なシナリオ」に備え、「通貨切り下げ取引」として金とBTCに向かっている。
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