テザー「USDT」、アブダビグローバルマーケットで規制承認を取得
USDTがアブダビグローバルマーケットで承認
ステーブルコイン発行企業テザー(Tether)社が、アブダビ・グローバル・マーケット(ADGM)において「USDT」が「承認仮想資産(AVA)」として承認されたことを12月10日に発表した。
ADGMは、アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビに位置する国際金融センターおよびフリーゾーンである。「USDT」はテザー社が発行する米ドル建てのステーブルコインであり、その時価総額は1,380億ドル(約20兆9,378億円)を超え、世界中で4億人以上のユーザーが利用しているという。
今回「USDT」を「AVA」として承認を下したのは、同センターの金融規制当局であるFSRA(Financial Services Regulatory Authority)だ。この承認により、FSRAの認可を受けた事業者は、「USDT」に関連する事前承認済みのサービスが提供可能になるとのこと。
発表によると今回の承認対象となるのは、イーサリアム(Ethereum)、ソラナ(Solana)、アバランチ(Avalanche)上で発行された「USDT」だという。
現在「USDT」はイーサリアム、ソラナ、アバランチの他に、リキッドネットワーク(Liquid Network)、コスモス(Cosmos)、テゾス(Tezos)、トロン(Tron)、ニア(Near)、ポルカドット(Polkadot Asset Hub)、セロ(Celo)、トン(Ton)、アルゴランド(Algorand)、イオス(EOS)、オムニレイヤー(OmniLayer)、ビットコインキャッシュSLP(BCH-SLP)、クサマネットワーク(Kusama Network)、アプトス(Aptos)にも対応している。
ただし、クサマ、ビットコインキャッシュ、オムニ、アルゴランド、イオスについては、新規発行が既に終了している。
またテザー社は今年8月、UAEの通貨「ディルハム(DH)」に連動するステーブルコインを導入すると発表していた。これは「ディルハム」の需要を取り込むことで、米ドルの代替通貨を提供する狙いがあるとのことだ。
参考: テザー社
画像:iStocks/metamorworks
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この記事の著者・インタビューイ
大津賀新也
「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。
「あたらしい経済」編集部
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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。
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