Bitget App
スマートな取引を実現
暗号資産を購入市場取引先物コピートレードBotsBitget Earn
米シンクタンクNCPPR、アマゾンへビットコインの資産追加を提案

米シンクタンクNCPPR、アマゾンへビットコインの資産追加を提案

neweconomy-news (JP)2024/12/12 07:30
著者:一本寿和

NCPPRがAmazonにBTCの資産追加を提案

ワシントンD.C.拠点の自由市場推進派のシンクタンク「全米公共政策研究センター(NCPPR)」が、米アマゾン(Amazon)に対し、ビットコイン(BTC)を保有資産に加えることを検討するよう求める株主提案を12月6日提出した。

この提案では、インフレが続く状況において、アマゾンがビットコインのような資産をトレジャリーに追加することで、株主価値を最大化できる可能性があると提言している。

アマゾンは2024年9月30日時点で、総資産5,850億ドル(約86.8兆円)のうち880億ドル(約13兆円)を現金や米国国債などの証券で保有しているという。しかし、これらの資産はインフレの影響で価値が減少し続けており、企業債券の利回りはインフレ率を下回っているとのこと。そのため、これらの資産を保有するだけでは、株主価値を十分に保護できないと提案書では強調されている。

特に「インフレ時には企業の価値は単なる収益性だけでなく、利益をどれだけ効果的に保護できるかにも依存する」と「NCPPR」は指摘。現金や低利回りの債券に依存した資産運用は、株主価値を損なうリスクが高いとしている。

実際、2024年12月6日時点でビットコインの価格は、前年同期比で131%上昇しており、企業債券の平均利回りを126%上回る結果だという。さらに、過去5年間ではビットコインの価格が1,246%上昇しており、企業債券の平均利回りを1,242%上回るパフォーマンスを記録しているとのこと。

提案では、アマゾンは短期的に価格変動が大きい資産であっても、ビットコインのように債券を上回る価値の上昇が見込める資産を検討すべきだと説明されている。

なお、12月10日に開催された米マイクロソフト(Microsoft)の株主総会では、バランスシートにビットコインを追加する提案が却下された。この提案も「NCPPR」によって提出されたものである。

ちなみに、企業としてビットコインを保有していることで知られるのは、米マイクロストラテジー(MicroStrategy)やイーロン・マスク(Elon Musk)氏がCEOを務める電気自動車メーカー「テスラ(Tesla)」、米ナスダック上場のビットコインマイニング企業マラソン・デジタル・ホールディングス(Marathon Digital Holdings:MARA)、米ナスダック上場企業の医療機器メーカーであるセムラー・サイエンティフィック(Semler Scientific)などが挙げられる。

参考: NCPPR
画像:iStock/FinkAvenue

関連ニュース

  • マイクロソフト株主総会、ビットコインをバランスシートに加える提案を却下
  • マラソンデジタルがビットコイン追加購入、総保有数40,435BTCに
  • ビットコインは「デジタルゴールド」の役割を果たしている=米財務省
  • 米マイクロストラテジーが21億ドルでビットコイン追加購入、総保有量423,650BTCに
  • リミックスポイントが約2億円でビットコイン追加購入、投資総額は40億円に

関連するキーワード

#BTC

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

前の記事 OKJ、「エイプコイン(APE)」保有者に「MONKY」エアドロ実施へ

合わせて読みたい記事

OKJ、「エイプコイン(APE)」保有者に「MONKY」エアドロ実施へ 国内暗号資産(仮想通貨)取引所OKJが、エイプコイン(APE)保有ユーザーに対し、新規発行予定トークンであるワイズモンキ-:Wise Monkey(MONKY)のエアドロップを実施すると12月11日発表した
大津賀新也 ニュース
億万長者投資家レイダリオ、ビットコインを「ハードマネー」と評価。投資する意向示す 世界最大のヘッジファンド「ブリッジウォーター・アソシエイツ(Bridgewater Associates)」の創設者で億万長者投資家のレイ・ダリオ(Ray Dalio)氏は、ほとんどの主要経済国が負債の増加という問題に直面していることから、金やビットコイン(BTC)のような「ハードマネー」に投資する意向を示している
あたらしい経済 編集部 ニュース
Movement Network、メインネットベータ版と独自トークン「MOVE」をローンチ 独自仮想マシン「MoveVM」で構築されたイーサリアム(Ethereum)レイヤー2ネットワークであるムーブメントネットワーク(Movement Network)のメインネットベータ版が12月5日にリリースされ、これに伴い、同ネットワークのネイティブトークン『MOVE』のTGE(トークン生成イベント)が9日に実施された
田村聖次 ニュース
国内上場企業GFA子会社、マルハンIPの「にゃんまる」モチーフのミームコイン「NYAN」に投資へ 不動産・金融事業などを展開する東証スタンダード上場企業のGFAが、ミームコイン「NYANMARU Coin(NYAN)」の購入開始決定を12月11日発表した
大津賀新也 ニュース
バイナンスジャパン、「USDC」国内流通で「電子決済手段等取引業」の登録目指す 国内暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスジャパン(Binance Japan)が、米ドル建てステーブルコイン「USDC」の国内流通を視野に、「電子決済手段等取引業」の登録を目指すと12月12日発表した
大津賀新也 ニュース
バイナンスが資産運用サービス「オンチェーンイールド」提供開始、バビロンから対応 大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)提供の資産運用サービス「バイナンス・アーン(Binance Earn)」にて、新機能「オンチェーン・イールド(On-chain Yields)」が12月9日にローンチされた。なおバイナンスは同機能の公開について12月5日に発表している
一本寿和 ニュース
SBI VCトレード・アソビシステム・ソシャマがWeb3エンタメ体験提供へ、第1弾は「FRUITS ZIPPER」のソラナNFT SBI VCトレード、アソビシステム、ソーシャルマーケティングの3社が、Web3領域での協業に関する基本合意書を締結したことを12月11日発表した
大津賀新也 ニュース
【12/11話題】コインチェックが米ナスダック上場、バイナンスとサークル提携、リップルRLUSDがNYDFSより承認など(音声ニュース) ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。
あたらしい経済ポッドキャスト Sponsored
バイナンスがサークルと提携、「USDC」取引ペア採用など利用拡大へ 大手海外暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)と米サークル(Circle Internet Group)が、戦略的提携したことを12月11日発表した
大津賀新也 ニュース
0

免責事項:本記事の内容はあくまでも筆者の意見を反映したものであり、いかなる立場においても当プラットフォームを代表するものではありません。また、本記事は投資判断の参考となることを目的としたものではありません。

PoolX: 資産をロックして新しいトークンをゲット
最大12%のAPR!エアドロップを継続的に獲得しましょう!
今すぐロック

こちらもいかがですか?

ETHが3,400ドルを突破

cointime-jp-flash2024/12/27 14:06

GMTが0.21ドルを突破

cointime-jp-flash2024/12/27 14:06

ドグォン氏、米国に引き渡される

cointime-jp-flash2024/12/27 14:06