世界のビットコインATM設置数が急増、米国が市場シェア8割を占める
ビットコインATM設置数は米国が市場シェア8割を占める
2024年はビットコイン(Bitcoin/BTC)の動きが活発化し、ビットコインATMの設置数が世界中で急増し、米国が市場シェアの8割を占めている事がわかった。
米国はビットコインATM市場で優位を維持し、2024年に6%拡大した事で、世界に設置されているATM総数の81%を占めている事がわかった。この1年間で、ビットコインATMが世界で2,200台以上設置され、前年比6.02%の増加。 Coin ATM Radar によると、2025年1月7日時点で、世界には38,776台のATMがあり、そのうち、31,565台のBTC ATMが米国市場に設置されている。記録された成長は過去最高ではなく、2022年末までにBTC ATM機は39,954台設置されており、約半年後の2023年7月には33,076台に減少している。
ヨーロッパのビットコインATMの成長は着実かつ一貫
ヨーロッパはビットコインATMの小さな市場シェアを占めているが、ビットコインATMの数が一貫して増加している唯一の主要地域でもある。
米国を含む多くの地域では、「仮想通貨の冬」と呼ばれた期間、BTC ATM設置台数は減少。ヨーロッパではゆっくりではあるものの、増加し続け、この傾向は持続され、Finboldの調査によると、2024年には116台が新たに設置。小さな成長に感じるものの、前年比で約7.5%の増加であり、ヨーロッパの世界市場シェアは4.23%から4.29%に向上。市場が低迷する中、米国が優位を維持し、ヨーロッパが引き続きシェアを拡大していることも示している。
興味深い点は、ビットコインATM設置の大部分は、仮想通貨の強気相場の初期段階と一致して2024年前半に設置されている。4月下旬までに、約1,942台の新たなATMが導入され、平均で月485台が設置された計算になる。しかし、同年11月、ビットコインやその他のデジタル資産が過去最高を記録したにもかかわらず、5月から12月にかけてはペースが劇的に鈍化し、月34台の設置台数にとどまっている。この傾向は、インフラの成長が市場のピークと直接一致するのではなく、企業が需要の増加を予想しているため、それよりも先に成長する可能性を示唆していることからくるものと考えられている。
回復力と今後の課題
2025年初頭のビットコインATMの総数は、2022年12月に記録された史上最高設置台数の39,954台には達していないが、2023年7月の最低値33,076台からの年間回復は、市場の回復力を示している。
仮想通貨市場のサイクルとATM期丁稚台数成長の相関関係は、デジタル資産の採用が物理的なインフラをどのように推進するかを浮き彫りにしていると言える。ヨーロッパが着実に成長を続け、米国が市場シェアのわずかな低下に直面する中、2025年のビットコインATM設置の動向は、世界の仮想通貨情勢のさらなる変化を明らかにする可能性があると注目されている。
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