米コインベース、アルゼンチンでVASPライセンス取得
CoinbaseがアルゼンチンでVASPライセンス取得
米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、アルゼンチンで暗号資産サービスプロバイダー(VASP)ライセンスを取得したと1月28日発表した。
このライセンスは、コインベースがアルゼンチンの国家証券取引委員会(CNV)から取得したものである。VASPライセンス取得により同社は、同国で暗号資産関連のサービスを提供できるようになり、今後数カ月かけて段階的にサービスを展開していく予定とのこと。
コインベースは、アルゼンチンのように金融不安定に直面している国々へ同社が進出することで、経済的自由の拡大や現地の人々の金融自律性、アクセス向上に貢献できると説明している。そして同社は、現地の人々が抱える金融不安やインフレといった課題を支援することを目指しているとのこと。
またコインベースによる最近の調査では、現在アルゼンチンの約500万人が日常的に暗号資産を利用しているとのことだ。そしてアルゼンチン人の87%が、暗号資産やブロックチェーン技術がより大きな金融独立を達成するのに役立つという意見だったという。
さらに76%の成人が暗号資産をインフレや高い取引コストなどの金融課題への解決策と見なしており、79%が給与や支払いを暗号資産で受け取ることに前向きであると回答したとのこと。
ちなみにアルゼンチン政府は昨年4月に、VASPに対する登録規制を導入している。この新規則では、暗号資産の売買、送金、貸出、取引などのサービスを提供する事業者に対して、規制当局への登録義務が課される。
また、この規制はアルゼンチンに拠点を置く企業だけでなく、国外に拠点を置く企業にも適用され、未登録の事業者はアルゼンチン国内での営業が禁止されるとのことだ。
参考: コインベース
画像:iStock/Abscent84・Wavebreakmedia
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この記事の著者・インタビューイ
一本寿和
「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。
「あたらしい経済」編集部
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