トランプ大統領のDeFiプラットフォーム、イーサリアム保有額を1000万ドルに増加
米国のドナルド・トランプ大統領と関係のある分散型金融(DeFi)プラットフォームは、仮想通貨の価格が一時2,000ドルを下回ったことを受けて、過去1週間でイーサリアムの保有量を大幅に増やした。コインテレグラフ・マーケッツ・プロ(Cointelegraph Markets Pro)のデータによると、トランプ大統領のDeFiプラットフォームであるワールド・フリー・ファイナンス(WLFI)は、イーサ(ETH)の保有量を過去7日間で4倍に増やした。ETHは3月4日の1,991ドルから反発し、心理的安値の2,000ドルを下回った。アーカム・インテリジェンスが提供したデータによると、WLFIは現在、1週間前よりも約1,000万ドル多いイーサを保有している。同社の最新の買収には、約1,000万ドル相当のイーサ、さらに1,000万ドル相当のラップドビットコイン(WBTC)、150万ドル相当のムーブメントネットワーク(MOVE)トークンが含まれている。
ルックオンチェーンのデータによると、トランプ大統領のDeFiプラットフォームは現在、9件の投資で総額8,900万ドル以上を失っている。最近の買い安は、マクロ経済の懸念や、2月21日に発生した仮想通貨史上最大の14億ドルのハッキングを含む仮想通貨特有の出来事によって、市場のボラティリティが高まり、投資家の不安が高まった時期に発生した。バイナンス・リサーチがコインテレグラフに共有したレポートによると、最近の安値は「仮想通貨市場における安全資産への広範な逃避」にもつながり、投資家はトークン化された現実世界の資産(RWA)など、より予測可能なリターンのあるより安全な資産を求めるようになったという。
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