トランプ大統領、ジェイ・クレイトン元SEC議長をSDNY新弁護士に任命
トランプ大統領がジェイ・クレイトン元SEC議長をSDNY新弁護士に任命
ドナルド・トランプ(Donald Trump)米国大統領は、リップル(Ripple/XRP)訴訟の背後にいるジェイ・クレイトン(Jay Clayton) 元SEC (米国証券取引委員会)議長を SDNY (United States District Court for the Southern District of New York:ニューヨーク州南部地区連邦検事)の新弁護士に任命した。
ジェイ・クレイトン氏がニューヨーク南部地区の暫定連邦検事に就任することをお知らせいたします。私の最初の任期中、クレイトン氏は証券取引委員会委員長として多大な功績を挙げ、皆から尊敬を集めました。
私は…
トランプ大統領がSDNYの連邦検事に指名したクレイトン氏は、以前リップル社を相手取ったSECの訴訟を起こしており、物議を醸していた人物であり、同大統領は、シューマー上院議員の反対にもかかわらず、手続き上の抜け穴を利用して、煩雑な上院の承認手続きを回避しようとしたという。クレイトン氏の任命は、仮想通貨の政治的影響力の高まりを浮き彫りにし、その長年の同盟国に疑問を投げかけている。
この任命は、トランプ大統領がクレイトン氏を暫定検事に指名してから5カ月余り後のことで、クレイトン氏は、FTXの元CEOサム・バンクマン=フリード(Sam Bankman-Fried)氏の有罪判決やその他著名な仮想通貨関連事件で重要な役割を果たしたダミアン・ウィリアムズ氏の後任となる。
ジェイ・クレイトン氏とリップル訴訟
クレイトン氏は、リップルに対するSEC訴訟を最初に提起した人物である。
SEC対リップル訴訟は、ゲイリー・ゲンスラー(Gary Gensler)時代の画期的な訴訟とされているが、実際に訴訟を起こしたのはクレイトン氏である。そのクレイトン氏は、2017年から2020年までSECの議長を務め、任期満了の6カ月以上前に辞任。同氏は12月22日にSECに訴訟を起こし、翌日にはSECが「別れの一撃」と呼ぶ形で辞任した。
現在、リップルの関係者はクレイトン氏の新たな役割についてコメントしていないが、それでも波紋を呼ぶことは間違いない。現地メディアによると、トランプ大統領はクレイトン氏をサウスダコタ州連邦検事代行に任命し、常任の職に就かせる意向だという。
トランプ大統領は実際には他の誰かを指名する必要はなく、クレイトン氏は通常の任期を務めることも可能だ。仮想通貨業界はかつて“敵”であった人物にどれほど頼ることができるのか。仮想通貨コミュニティはまだ懸念を抱いているのは間違いない。
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