ソラナ価格が22%下落|ミームコイン影響でTVL増加
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ソラナ(SOL)の価格は7日、大きな下落に見舞われ、一週間でおよそ22%安のドルを 記録した 。
ソラナの価格は現在192ドル付近で推移しているものの、月曜日には一時180ドルを割り込む場面も見られた。これは過去3週間で最も低い水準であり、市場全体が不安定であることを示している。
ミームコインへの関心でソラナのTVLが増加
ソラナの価格が下落する一方で、TVL(トークン総ロック数)は好調に推移している。ソラナはDeFiのTVLで2番目に大きなブロックチェーンとなり、トロンを超えた。
仮想通貨データ分析サイトMessariが発表した「State of Solana Q4 2024」レポートによると、ソラナのTVLは四半期ごとに64%成長し、86億ドルに達した。また、アプリ収益も四半期ごとに213%増加し、 ミームコイン やAIトークンの投機的取引によって成長が加速した。
特にRaydiumやJupiter Perpsといった分散型アプリ(dApps)が主要な貢献者となり、Raydiumは21億ドルのTVLを記録し、86%増加。Jupiter Perpsは130%増加し17億ドルに達した。これらのプロジェクトはDeFiの取引活動を牽引した。
アプリ収益は四半期ごとに213%増加し、2億6800万ドルから8億4000万ドルに。収益を牽引したのは、Pump.fun、Photon、Raydiumで、それぞれ大きな成長を記録した。収益の増加は、ミームコインやAIトークンの取引ブームによるもので、dAppが取引手数料やスワップ量の増加から利益を得た。
ソラナのDeFiと収益拡大の主要な要因は、ミームコインやAIトークンへの投機的な関心であり、特に米国大統領選後に取引が活発化したとみられる。
Raydiumはソラナの 分散型取引所(DEX) 市場で56%のシェアを占め、取引量が242%増加し、19億ドルに達した。Pump.funも取引量が228%増加し、ソラナで4番目に大きなDEXとなった。
【2月7日最新】ソラナ(SO)の価格分析
ソラナ(SOL) は2024年10月から上昇トレンドを形成し、現在は1SOL=194ドル前後で推移している。
出典: TradingView SOL/USD 日足 (2024年11月~現在まで)日足チャートでは、2月6日に移動平均線のデッドクロスが発生し、下落のサインが点灯した。これにより、短期的には売り圧力が強まり、下落トレンドが続く可能性が高い。
直近の安値は175ドル付近であり、この水準までの間に目立ったサポートラインが確認できない。取引高も薄いため、売り圧力の強い展開が予想される。しかし、175ドル付近は2024年12月から今週にかけて強い反発が見られたゾーンでもあり、175ドルを割り込むのは容易ではないと考えられる。このため、175ドル付近での売り勢と買い勢の攻防が注目される局面となる。
続いて4時間足チャートでソラナの価格動向の詳細を確認する。
出典: TradingView SOL/USD 4時間足 (2025年1月~現在まで)4時間足チャートに目を向けると、1月31日に明確なデッドクロスが発生し、下降トレンドが本格化したことがわかる。2月3日には175ドル付近で長い下ヒゲを形成し、反発を試みたが、220ドルを超えることなく押し戻されている。この動きからも、売り勢が優位に立っていることが伺える。
もし175ドルのサポートラインを下回るような展開になると、次のサポートラインは155~160ドル付近になると予測される。この水準でも再度の反発を試みる可能性が高いが、今後の動向に注視が必要だ。
ソラナ(SOL)相場のキーポイント
- 4時間足チャート・日足チャートともにデッドクロスが発生。下落が継続する可能性が高い
- 175ドル付近までの下落に警戒が必要
- 175ドルを割り込むと、次なるサポートゾーンは155~160ドル
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